メルセデスAMGが開発した「AMG GT-R」に最上級モデルの「ブラックシリーズ」の導入に向け開発を行っていることが分かった。
ブラックシリーズとはMercedes-AMGが超高性能シリーズとして展開する最も過激なモデルだ。
Mercedes-AMG Black Series
日本市場でのブラックシリーズの導入は、2008年の「SL 65 AMG ブラックシリーズ」、2011年の「C 63 AMG クーペブラックシリーズ」、2013年の「SLS AMG ブラックシリーズ」の3車種。
それぞれ、各モデルの頂点となる動力性能、空力性能、軽量化、を与えられ、極限までスポーツ走行に特化したモデルとなっている。
そんな「ブラックシリーズ」に久しぶりとなる新しいマシン、「Mercedes-AMG GT-R Black Series」が追加される見込みだ。
もととなるメルセデスAMG GT Rは、2016年6月に発表された「AMG GTシリーズ」のトップグレード。
出力は577馬力、0-100キロ加速は3.6秒、最高速度は時速318キロ。
加速性のやパワーだけにこだわらず、旋回性能や走行性能を大幅にUPさせている。
その証拠に、AMG GT-RはFRでニュルブルクリンク最速となるタイム(7:10,92)を叩き出した。
Mercedes-AMG GT-R Black Series

『Mercedes-AMG GT-R Black Series』 photo credit:motorauthority.com
Mercedes-AMG GT-R Black SeriesにはGT-R以上となる動力性能と走行性能が与えられる予定だ。
馬力に関しては620psになる予定。
Mercedes-AMGは「E63S 4MATIC」に612psを出せる同型のエンジンを持っているため、パワーアップは容易なはずだ。
また写真からは、パワーに対応するべくロールゲージ付きのシャーシや、軽量化をポルシェ「GT2RS」に採用されているPerspex製アクリルガラスを装着。
動力性能と走行性能、更なる軽量化を図り、ニュルを6分切るタイムで駆け抜けるのではないかと期待される。

『Mercedes-AMG GT-R Black Series』 photo credit:motorauthority.com
「ブラックシリーズ」は頂点に君臨するべき車。
2018年にも発表との噂もあるが、ブラックシリーズの登場はいつもモデル末期となる。
メルセデスのモデルライフから推測すると、「Mercedes-AMG GT-R Black Series」の登場は2020年以降の発表となるかもしれない。